ファクタリングと銀行融資の違い

ファクタリングと銀行融資の違い

銀行融資は「資金を借りる」ことで
ファクタリングは「請求書など売掛債権の買取」です。

資金調達には、いくつか種類があります。
・自己資金
・借入(銀行融資
・出資
・補助金・助成金
・無形資産の売却等(ファクタリング

本記事では、ファクタリングと銀行融資の違いを見ていきます。あくまで大まかな違いとなりますので参考にしてみてください。

■資金調達期間の違い

融資は、審査が長く、ファクタリングは、早いというのが一般的になると思います。資金調達期間までの時間は、経営戦略上早くて困ることはありません。資金繰りと見合わせて合致する方法を選びたいところです。

(借入)

  • 銀行融資 
    1週間~1か月以上
  • ビジネスローン等
    1日~

ファクタリング

  • 2者間ファイタリング
    1日~3日
  • 3社間ファクタリング
    5日~3週間

■手数料の違い

手数料については、銀行融資は、年利になってきますで、月額の支払額は少なく、決められた期間内に返していく形がほとんどです。ファクタリングは、売掛債権の買取になるため、短期的に入金・支払いするため、少し高めに設定されています。また、ファクタリング業者と自社の2社間ファクタリングは、リスクカバーのためより高めに設定されています。

銀行融

  • 年1%~18%

ファクタリング

  • 2者間ファイタリング
    10%~30%
  • 3社間ファクタリング
    1%~10%

■資金額の違い

銀行融資は、審査が厳しい分、大手なども利用するため、大きな金額が融資されます。
ファクタリングは、自社の取引額によるため、取引額の資金額となります。

銀行融

  • 100万~1億以上も可

ファクタリング

  • 10万~1000万ぐらいまで

■返済・支払いのタイミングの違い

銀行融資は、毎月の支払で決められた期間支払い続ける形になります。
ファクタリングは、基本的には、取引先から入金された月に一括となります。

銀行融

  • 1か月~年単位
    毎月

ファクタリング

  • 1か月~3か月
    一括

■審査の違い

銀行融資は、担保の調査や経営状況など、もろもろ項目が多く時間がかかります。
ファクタリングは、直近の取引状況や、取引先の経営状況などで判断され即日も可能なほど早いです。

銀行融

  • 1か月~年単位
    毎月

ファクタリング

  • 1か月~3か月
    一括

■向いている状況の違い

銀行融資は、1年~10数年など、長期的な資金繰りにむいています。
ファクタリングは、月単位など、短期的な資金繰りに向いています。

銀行融

  • 大手・中小企業向けにが多い 融資・長期的な経営

ファクタリング

  • 中小・個人事業主が多い 短期的な経営

■信用情報の違い

信用情報機関と呼ばれる組織があり、金融機関の取引状況は、共有されています。蓄積された、借入などの履歴は、各金融機関のリスクヘッジなどに使われるためできるだけシンプルなほうが良いとされています。

銀行融

  • 信用情報に記載される

ファクタリング

  • 信用状に記載されない

■まとめ

融資に比べファクタリングは、一般的に、審査は緩く、入金までのスピードが速く
信用情報にも影響を与えずらいため、短期的に資金を得たい場合はファクタリング、
長期的に、少しづつ返済していく場合には、銀行融資という選択になるかと思います。
銀行の融資が難しい場合に、ファクタリングを選ぶ場合もあります。
銀行系ファクタリングもあり、ファクタリング自体は、一般的な手法になってきています。

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