売掛金担保融資(ABL)とファクタリングの違い
売掛金担保融資(ABL)とファクタリング
売掛金担保融資は、Asset Based Lending(アセット・ベースト・レンディング)と呼ばれます。
売掛金をつかった資金調達という意味では、ABLとファクタリングは、似ています。
大きな違いとしては
売掛金担保融資(ABL)は、売掛金を担保にする融資で
ファクタリングは、売掛金(入金予定の請求書等)を売却する資金調達法です。
目次
調達額根拠の違い
売掛金担保融資(ABL) | 金融機関の企業評価・売掛金の資産価値 |
ファクタリング | 売掛金(入金予定の請求書等)の額 |
審査対象の違い
売掛金担保融資(ABL) | 流動資産の査定・経営の状況 |
ファクタリング | 売掛先企業(取引先) |
手数料の違い
売掛金担保融資(ABL) | 長期手数料(金利)はファクタリングより安い |
ファクタリング | 売掛金(入金予定請求書)の 2社間10~30%3社間1~10% |
登記の違い
売掛金担保融資(ABL) | 動産譲渡登記 ※ 登記によって第三者対抗要件を備えることを可能とする制度 |
ファクタリング | 3社間の場合 債権譲渡登記 ※ 金銭債権の譲渡などについて,簡便に債務者以外の第三者に対する対抗要件を備えるための制度 2社間の場合 なし |
どちらを選択しますか?
長期的な借り入れとなるならば、手数料の安い、売掛金担保融資(ABL)ですし、
即日性や審査の通りやすさでいえば、2社間ファクタリングを利用するとよいと思います。
また、ファクタリングでも3社間取引となれば、審査の期間は少しかかりますが、手数料も安いです。