【でんさい】と【ファクタリング】の違い

でんさいとファクタリング

でんさいとは、【電子記録債権】を利用したサービスのことで、売掛債権を電子化した(する)モノ(支払い手段)であり、買い取るサービスそのものではありません。

それに引き換え

ファクタリングは 事業者が保有している売掛債権等(請求書)を期日前に買い取るサービス(資金調達)です。

でんさいは、でんさいネットに申し込むことで利用できるサービスになります。電子化されているので、決済はスピーディーになります。しかし、審査など最初の手間は、かかります。

ですからこの記事では、ファクタリングとでんさいを利用したファクタリング(でんさいファクタリング)との違いを示したいと思います。

審査スピードの違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
審査は早い(2社間)
3社間(中)
でんさいネットに参加(初期審査)に時間がかかる(大)

契約手続き頻度の違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
売掛債権ごとに契約が必要売掛債権ごとの契約の必要はない(コスト削減)

支払い義務の違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
売掛先(請求先)が売掛金を支払えなくなっても、ファクタリング会社に支払う義務はありません。でんさいネットは、売掛側が用意した保証人が必要で、支払い義務があります。

※ファクタリングの契約で、「償還請求権」の項目がある場合には、支払い義務が発生する可能性があります。

手数料の違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
2社間10~20%
3社間1%~10%
3社間1%~10%

「売掛側に知られずに利用できる」の違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
できる(2社間契約)できない。でんさいネットワークに参加必須

振込までの期間(即日性)の違い

ファクタリングでんさいを使ったファクタリング
即日可能。即日不可。最短でも1週間以上はかかります。

ファクタリングとでんさいを利用したファクタリングの違いは

即日性や単発や突発的な案件の場合に向いており、安定した取引で額面が大きい場合にはでんさいファクタリングが向いていると思います。とくに、即日性の点で、最初の審査が早い対処ができる通常のファクタリングは、資金調達の手段として用意しておくことは、経営的な視点でのリスクヘッジとなります。

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