ファクタリング業者はどうやって選ぶべき?

ファクタリングの選択

■信頼性の高いファクタリング業者を選ぶために

ファクタリングは借りずに、安心して簡単かつスピーディーに資金調達できることがポイントです。
そのために、どのような基準でファクタリング業者を選べば良いのか、ポイントを見ていきましょう。

・信頼性が高いか

近年、ファクタリングを装って貸し付けを行うヤミ金融業者が問題になっています。
契約書に債権譲渡契約(売買契約)であると定められていないケースをはじめ、業者から受け取る債権の買取代金が、債権額に比べて著しく低額だったなど騙されるケースが増えています。
また、譲渡した債権の回収を契約者に委託してくるような業者も信頼できません。
回収ができなかった場合に契約者が債権を買い戻すとされているサービスや契約者が自己資金で業者に支払いをするといった内容の場合、ファクタリングではなく貸金業に該当するおそれがあるので注意しましょう。
実績の高い業者を中心に東証一部上場企業など、財務力もある経営状態が安定した業者を探すことがおすすめです。

・業界の事情を理解しているか

ファクタリングをしたい事業者は業界や業種によって、事情が異なります。
業界の特殊事情などを理解したうえで、適切な方法や枠を提案してくれる業者が安心です。

・手数料は適切か

ファクタリング業者により、手数料の幅は広く、1.0%〜というところもあれば、10%というところもあります。
借入れを増やすことなく資金調達がしたいとファクタリングを利用したのに、手数料が高額であるとかえって資金繰りが悪化して多重債務に陥るリスクも高まるので注意しましょう。

・注文書買取ができるか

請求書発行前の受注時点でも資金化ができる業者だと、売買の形態や経営状態によっては助かります。
手持ち資金に余裕がなく、売掛金の入金までに原材料費や人件費などの費用が必要なケースやすぐに新しい案件を受注しにくいような場合は検討してみましょう。

・譲渡禁止債権も買取対象にできるか

売掛金の入金まで時間がかかるケースや回収サイトが長いために、資金不足に陥りやすく経営に余裕がないケースなどは、譲渡禁止債権も買い取ってくれる業者は便利です。

・入金までのスピードは速いか

資金の緊急ニーズに対応する業者も多いので、審査後どのくらいで入金されるかは重要なポイントです。
ファクタリング業者により、最短即日から5日などバラつきがあるので注意しましょう。

・取引先などに知られないか

資金繰りに困っていることを取引先などに知られたくないケースも多いことから、2者間取引で売掛先への通知が不要なスタイルを採用している業者が安心です。

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